NPB復帰を目指す、昨年中日ドラゴンズを戦力外になった若松駿太投手が、プロ野球合同トライアウトに挑戦しました。
若松駿太選手は現在24歳で、中日ドラゴンズでは2015年シーズン中には10勝を挙げたこともある投手です。
そこで今回は若松駿太投手の現在や、トライアウトの結果、まさかの対戦相手についてご紹介していきます!
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元中日ドラゴンズ・若松駿太投手の現在は?
それでは早速ご紹介していきます。
若松駿太投手は2012年のドラフト会議7巡目で指名され、中日ドラゴンズに入団しました。
ウエスタンリーグで実績を残し、見事1軍でも実績を残し、2015年には月間MVPにも選ばれる活躍で、10勝を挙げましたが、怪我の影響もあり2018年には戦力外通告を受けてしまいました。
好調だった2015年には140km後半のストレートと、チェンジアップの緩急を武器に空振りを多くとることができたのですが、怪我をきっかけにストレートのスピードが遅くなってしまい、その結果として、チェンジアップで空振りが取れないようになっていましたね。
やはりチェンジアップを生かすも殺すも、基本線としてストレートにある程度球速があってのことだと思いますので、本人も苦しい状況だった思いますね。
野球を続けたい思いから、2018年のトライアウトを受け、打者3人をわずか7球で打ち取るという好結果を残しますが、残念ながら声をかけた球団はありませんでした。
トライアウトでの投球を見ていて、十分通用するのでは?と思いましたが、やはりプロ野球の世界はシビアですね…
その後は独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスでNPBを視野に入れながら野球を続けています。
独立リーグでのシーズンは21試合で登板し13勝を挙げ、チームを優勝へと導く活躍を見せました。
さらにはシーズンMVPを獲得するなどし、存在感をアピールすることができました。
プロ野球と、独立リーグを比べてみると、打者のレベルとしては言わずもがな、低くなるとは思いますが、それでも、投球回数をこなしその中で、実績を残すことができたというのはとても大きいことだと思います。
さらに2018年ごろには怪我の影響で、130km程度だったストレートの球速も、最速140kmまで改善。
本人としてもかなり満足度の高い、シーズンを過ごすことができたと思います。
若松駿太の2019年のトライアウトの結果は?
実績を残した上で挑んだ、2019年のトライアウトの結果はどうだったのでしょうか?
まず一人目のバッター、亀沢恭平選手には追い込んだ末に四球を出してしまいます。
そして二人目のバッターである、島井寛仁選手はファーストゴロに仕留めます。
三人目のバッター、杉山翔大に対してはわずか、1球でファーストフライに仕留めます。
トライアウトでの対戦は以上の3人で、結果としては3人を無安打で投げ抜くことに成功し、若松選手としても悔いの残らない投球に満足げな表情でした。
無安打で抑えたという点では、昨年と同じ結果ではありますが、本来の140kmを超えるストレートとまではいきませんでしたが、昨年とは一味違ったストレートを投げることができていました。
実際に抑えることができて入るものの、全盛期のときの140kmに戻ることができれば、間違いなく戦力にはなると思うのですが、それでも実際に抑えることができていたので、どこかの球団から声がかかっても不思議ではない、素晴らしい投球でした。
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若松駿太の2019年のトライアウトでのまさかの対戦相手に驚愕!
2019年トライアウトでの若松駿太投手が対戦したバッターの中に、驚くべきバッターがいました。
それは同じ13年に中日ドラゴンズに入団した杉山翔大捕手です。
若松駿太選手と杉山翔大捕手の関係性とは、2015年に10勝をあげブレークした若松投手ですが、その時の女房役として共に戦った仲間が何と杉山翔大捕手でした。
若松投手が投げる試合では、ほとんどの試合で杉山選手がマスクを被り、当時イケイケだった若松投手を、なだめながらも、強気な投球を引き出した、いわば相方的存在。
シーズンオフには二人でラジオ出演など、一緒にメディアでの露出も果たすなどお互いに、とてもやりやすかったと語る通り、共に認め合う関係性でした。
しかし若松投手が一足先にチームを戦力外になると、翌年には杉山選手も戦力外に。
そんな二人が、プロ野球選手としての人生をかけて、まさかトライアウトで戦うことになるとは、本人たちも想像もしなかったでしょうね。
こういった現実を知るとプロ野球は、多くの人が夢見る華やかな世界ですが、その反面改めて厳しい世界であることを思い知らされますね。
まだまだ年齢も若い若松駿太選手ですので、またNPBで活躍する日を心待ちにしています!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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