先日、最新光学技術を結集したGマスターならではの高解像と美しいぼけ描写を実現し、高速・高精度・高追従かつ静粛で低振動の高いAF(オートフォーカス)性能を備えた「SEL135F18GM」が2019年4月19日に発売されることが発表されました。
135mm単焦点というポートレートで使いやすそうな焦点距離と、Sigma製のものと比べて純正である分AFが優秀であること、最短焦点距離が短く寄れることから、ついついぽちってしまいそうになりますが、妻に刺されてしまいそうなので踏みとどまっている、血圧の下が100を超える中年男です。
さてSonyのGM標準ズームレンズSEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)ですが購入して1年以上経ちましたのでブログレビューします。
レンズの外観やポートレート写真撮影例を交えて詳しく使用感想、評判をまとめたいと思います。
僕の撮影する被写体はほぼ子供ですので、子供撮りポートレートに使用した感想が中心になりますので、同じような用途でお考えの方は参考にして見てください。
SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)はボディのαシリーズのコンパクトな思想を全く無視した巨大ボディです。SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)を装着しているだけで気合入ってるなあと思われそうなレンズですね。


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僕のポジションについて
超個人的な感想や使い方を書いていく前に僕のポジションを明らかにしておこうと思います。
趣味のカメラはどっぷりハマり始めて約6年目。子供の動画を綺麗に撮りたくて始めました。一眼カメラで撮影するいわゆる「一眼動画」にハマりパナソニックのGH2を愛用。スタビライザー、ブラシレスジンバルを使用しながらパナソニックからソニーのカメラをメインで使用し主に写真を撮るようになりました。
最近では動画よりも写真を撮ることの方が多くなり、娘のポートレートを中心としてカメラ生活を楽しんでいます。子供撮りは親だからこそできる最高の楽しみです。
現在主に使用しているカメラは、ソニーα7rⅡ、ソニーα6300を使用しています。
そんな僕が実際に1年間使用した経験をもとにSONY SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)をレビューしたいと思います。
SONY SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)を購入した理由
α7RⅡを購入して後、持っているEマウントのフルサイズ用のレンズはFE 70-200mm F4 G OSS(SEL70200G)だけでした。
SEL70200Gについてはコンパクトでズーム時にレンズの長さも変わらず、扱いやすくボケ味もとても綺麗なレンズで大好きなレンズです。

がしかし、いかんせん70200という焦点距離なので、旅行になった時など風景の写真を撮ろうと思った時に、70mmの焦点距離では少し撮影しずらく、広角で撮影のできるレンズが欲しいと思っていました。
そこで候補に上がったのがこSEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)でした。購入前には評判やレビューをくまなくチェックしたら、ポートレートで使用している方も多く、これであれば1本で風景ポートレートどちらでもいけるなと思ったのが購入した理由です。
よく言われている「単焦点レンズ並みの写り」という評判も僕の背中を押しました。
SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)はなかなか高価なレンズでだいぶビビりましたけど、中途半端なものに手を出すと、後から後悔して結局違うものを購入してきたので、初めからSEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)を購入することにしました。
解像力、ボケ味(実写)
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SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)のポートレート中心の長期使用レビュー
デザイン、大きさ、重量
SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)はフロントヘビーで大きめボディです。α7RⅡがコンパクトなボディであり、グリップも比較的コンパクトな作りになっているので、このSEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)の重量を支えていると、しんどくなってきます。そのため、僕の場合はバッテリーグリップを使用しています。
全体としてはかなり大きくなってしまいますが、全体のバランスを考えるとバッテリーグリップを使用した方がいいと思います。

α7RⅡとSEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)を合わせると約1,5kgです。バッテリーグリップを合わせるとさらに重たくなりますので、ストラップを使用する際は、肩に食い込むことが考えられますので太めのストラップをお選びください。僕のわがままボディの場合、肩の豊満な肉に強烈に食い込み、赤く跡が残ってしまいましたのでクッション性の優れたものを選びました。
口径は大きめの87,6mm、フィルター径は82mm。僕はレンズ保護フィルターは必須はですが、82mmは大きいため、ちょっと高いですよね。
長さは136mmです。ズームすると伸びるタイプです。防塵防滴に配慮した設計という安心していいのかどうかわからない設計ですが、ズームで伸びた部分が濡れると焦ります。ズームリングの重さは結構重めで重厚な感じ。誤操作はなさそうですよ。
- ズームロックスイッチ
携行時の不用意なレンズの自重で鏡筒が伸びることを防ぎます。
- フォーカスモードスイッチ
AF、MFをワンタッチで選択できます。
- フォーカスホールドボタン
僕はこのボタンに瞳フォーカスをカスタマイズ機能で割り当て結構な頻度で使用しています。子供のポートレート撮影ではとても重宝しています。
解像感
これまで僕が使ってきたエントリーモデルのズームレンズでは甘い描写が見られる場合が多々ありま下が、SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)は開放でも驚くほどシャープに写ります。子供のポートレート撮影では、α7RⅡで撮影した場合、髪の毛の一本一本、まつ毛、肌の質感まで細やかに解像します。ストロボを使用した撮影を行うとその解像感がさらに際立ちます。
こと解像感というところで言えば、僕が持っているEFマウントのレンズSEL70200Gと比較すると、こSEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)が大きく有利だというのが僕の使用してのレビューです。「単焦点レンズ並みの写り」という評判もこの辺からきているんだと思います。
ボケ味
SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)のボケ味のレビューとしては、ピント位置から非常に滑らかにボケていく印象です。ピント位置からのボケへのグラデーションがとても綺麗です。
周辺のボケも比較的綺麗なボケで、点光源についても、完全な円とまでは言いませんが、よく抑えられている印象です。
ただし正直言ってボケ量については、少し物足りない印象です。「単焦点レンズ並みの写り」という評判が、単焦点に近しいボケ量として期待していたことがあります。
SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)のいいところ
解像感は評判通り!
「単焦点レンズ並みの写り」という評判がSEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)を購入することを後押ししてくれたのですが、その評判に偽りなしということで、開放からとてもシャープで、α7RⅡの約4,200万画素というポテンシャルを余すことなく引き出している印象です。
まあ厳密に言えば、単焦点レンズはレンズによってはもっとシャープなものもありますが、ズームレンズでこの解像感という点には感心しますよ。
印刷する際には、そこまでの画素数はいらないと言いますが、プラシーボ効果もあるかもしれませんが、やっぱり綺麗ですよ。
けっこう寄れる
SEL2470GMは最短焦点距離0,38(m)ということで、けっこう被写体に寄れます。
料理や物撮りも無難にこなすことができますので、こう言った用途メインの方でも十分使用できます。
広角から標準まではこれ1本でイケそう
SEL2470GMは広角24mmからの焦点距離ですので、風景からポートレートまでこれ一本でこなせそうなレンズです。
僕の使用方法としても、このレンズを装着していれば、旅行などに言っても、だいたいのことは済んでしまう万能さを持っています。
F2,8通しは使いやすいよね
SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)はズーム全域でF2,8ですので、明るく非常に使いやすいです。
例えば、子供の室内での行事ごとでは、少々暗い場面も多々あるのですが、そんな時でも開放からシャープなF2,8通しはシャッタースピードも稼げて、非常に便利です。
ポートレート撮影ではストロボを使用するため、画角の調整をズームですることも多いですが、そんな時にF2,8通しですので、設定は据え置きで行える点は非常に助かります。
SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)のよくないところ
ボケ量がもっと欲しい
SEL2470GMは子供のポートレート撮影を行っている際、広角めで撮影したいかつ、背景を大きくぼかしたい場合に、望遠端で撮影したとしてもボケ量についてもう少し欲しいと感じました。
やっぱりここは単焦点レンズを買うしかないですよねー。Sigmaの105mmか135mmか、それともSEL135F18GMが欲しいですね。
いろんな偶然が重なって、防湿庫を開けたらいきなり入ってないかなーといつも思っています。
でかいよ、重たいよ
重量や、サイズに敏感な方には向かないと思います。SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)は評判通りのデカさと重さです。僕は全くサイズ感は気にしないので一向に構いませんが、周囲の方は驚くサイズ感らしいです。バッテリーグリップなんかつけようものなら、1,5kgを軽く超えます。
「小さいことは正義」と思っている方には厳しいと思います。僕と同じように、サイズ感を全く気にしない方にはオススメですよ。
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SEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)の評判は?
7Rにカールツァイスと7rⅡ+Gmasterと比べると前者は軽くミラーレス一眼のメリットを最大に感じますが後者は重たくヘビーです。重さ大きさは倍の感じです。小さく重いは扱いにくい。最近のミラーレスはレンズが大型化して補器等含めますとかなりの金額がかさみます、またレンズ口径が大きくなったためフレアーゴーストには弱くなりました。太陽には安易に向けられなくなります。この点はカールのが良いです。
出典:Amazonレビュー
α7RⅢに付けるため、FE24-105F4か当製品かずいぶん悩みましたが、ソニーストアで実機に触れ、試し撮りを繰り返して一発決断。圧倒的な高品質に迷うことなく購入しました。周辺でも迷っている方が多いようですが、50年に及ぶニコン時代(レンズにはすいぶん試行錯誤を繰り返しました)を振り返って思うに、迷ったらその時点での最高製品を、が一つの教訓です。確かに財布との相談にはなりますが、どれだけ長く信頼感を維持できるかどうかもコスパの大切な要素かと思われます。
出典:Amazonレビュー
ソニーα7Ⅱに使用しています。
標準ズームレンズはレンズキットのレンズであとは単焦点、望遠レンズ、広角レンズを各1本。
写真撮るときは荷物になるのでほとんど単焦点レンズで済ましてましたが、G Masterレンズの標準ズームレンズを買ったことで、このレンズが主役になりそうです。
解像度は流石、G Masterで素晴らしいし、通しF2.8なので夕方などの薄暗い撮影も強いですね。
弱点は重さでしょうか。886グラムでα7Ⅱと組み合わせたら1442グラムとなりかなり重いです。出典:Amazonレビュー
まとめ:SONY SEL2470GMの評判は?ポートレート中心の長期使用実写レビュー
今回はSEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)を長期使用してのレビューブログと評判をご紹介してきました。
最終的にまとめると、個人的に重さやデカさは全く気にしませんので、ほぼ不満はありません。風景からポートレートまでこれ一本でこなすことができるため、使用することの多い万能選手ですね。
これからレンズを揃えていこうという方は、まずSEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)を使用して、自分の好きな焦点距離を追求していってもいいかもしれません。そして単焦点レンズを購入し、それ以外はSEL2470GM(FE 24-70mm F2.8 GM)に任せてしまうというスタイルも良さそうですね。
素敵な写真が撮れすぎて、レンズ沼にハマり僕のように、鬼嫁にクレジットカードの明細を見られて、1週間無視されないようにお気をつけください。
今回のブログ記事が少しでも参考になりましたらシェアしていただけると嬉しいです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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コメント
お子さんの写真が素敵でした。
とても私には手の届くレンズじゃないのですが
欲しくなります。
今後もブログも楽しみにしています。