SONY SEL70200G ポートレート中心の長期使用レビュー。こんなのが撮れたよ!

先日、最新光学技術を結集したGマスターならではの高解像と美しいぼけ描写を実現し、高速・高精度・高追従かつ静粛で低振動の高いAF(オートフォーカス)性能を備えた「SEL135F18GM」が2019年4月19日に発売されることが発表されました。

新しいレンズだけあって、とても高性能なレンズであることと、135mmという焦点距離が魅力的で、ついつい予約してしまいそうになりますが、価格は248,000円と血を吐きそうな価格ですね。これを買ったら離婚すると妻に言われているのでなんとか踏みとどまっている、カメラ廃人です。

さてSonyの望遠ズームレンズであるSONY FE 70-200mm F4 G OSS(SEL70200G)ですが購入して1年以上経ちましたのでブログでレビューします。レンズの外観やポートレート写真撮影例を交えて詳しく使用感想をまとめたいと思います。FE 70-200mm F4Gはコンパクトでズーム時にレンズの長さも変わらず、扱いやすくボケ味もとても綺麗です。

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僕のポジションについて

超個人的な感想や使い方を書いていく前に僕のポジションを明らかにしておこうと思います。

趣味のカメラはどっぷりハマり始めて約6年目子供の動画を綺麗に撮りたくて始めました。一眼カメラで撮影するいわゆる「一眼動画」にハマりパナソニックのGH2を愛用。スタビライザー、ブラシレスジンバルを使用しながらパナソニックからソニーのカメラをメインで使用し主に写真を撮るようになりました。

最近では動画よりも写真を撮ることの方が多くなり、娘のポートレートを中心としてカメラ生活を楽しんでいます。子供撮りは親だからこそできる最高の楽しみです。

現在主に使用しているカメラは、ソニーα7rⅡ、ソニーα6300を使用しています。

そんな僕が実際に1年間使用した経験をもとにSONY FE 70-200mm F4 G OSS(SEL70200G)をレビューしたいと思います。

僕のポジションについて

解像力、ボケ味(実写)

SONY SEL70200Gの解像力、解像感(実写)

SONY SEL70200Gの長期使用レビュー

デザイン、大きさ、重量

SONY SEL70200Gの長期使用レビュー

FE 70-200mm F4G(SEL70200G)はレンズ本体とレンズフード、三脚に固定する事ができるリング式三脚座が付属しています。

いわゆる白レンズ?でだいぶ主張があり、良くも悪くも目立ちます。小学校や保育園でSEL70200Gで撮影していると、もれなく親子会の写真係を打診されます。やりたくない方はお気をつけください。

重さは840gと70200mmの焦点距離を持つレンズとしてはコンパクト、軽量な方ですが、普通に考えて大きいです。持ち出すには多少の気合が入ります。

長さは175mmですが、フードを使用すると255mmなりますので、バックに入れる際は、バッグを選びます。カメラストラップにつけて首から下げて歩くと、どこかでぶつけることが多いです。FE 70-200mm F4G(SEL70200G) に傷が入ると落ち込みます。

ズームレンズは望遠に伸ばすとビヨーンと伸びるレンズもありますが、FE 70-200mm F4G(SEL70200G)はインナーズームとなっているため、望遠端でも全長が変わりません。そのため埃などがレンズ内へ侵入する心配が少なくなります。また見た目もいいです。

SONY SEL70200Gの長期使用レビュー

上から説明すると、1AF/MF切り替えスイッチ、2AF駆動距離選択スイッチ、3手ぶれ補正ON/OFFスイッチ、4手ぶれ補正モード切り替えスイッチ、5フーカスホールドボタンです。

  • 1.AF/MF切り替えスイッチ

個人的にあまりす要することはありませんが、フォーカスの微調整をする際にMFの切り替えがワンアクションでできるため便利なようです。
勝手にMFになっていて、AFが効かずに焦ることあり。

  • 2.AF駆動距離選択スイッチ

すべての範囲でAF駆動させるか、無限遠点から3メートルの距離までAF駆動させるかを選択できます。AF駆動範囲を制限することでAF駆動動作が速くなると言われていますが、何度か試してみましたが、正直違いがよくわかりません。

  • 3.手ぶれ補正ON/OFFスイッチ

これも思いがけずに勝手にOFFになっていることがあり、焦ります。撮影前にはチェックした方がいいですね。

  • 4.手ぶれ補正モード

MODE1:通常撮影時用

MODE2:動き物撮影時用

  • 5.フォーカスホールドボタン

僕はこのボタンに瞳フォーカスをカスタマイズ機能で割り当て結構な頻度で使用しています。子供のポートレート撮影ではとても重宝しています。

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解像感

ズームレンズでは甘い描写が見られる場合もありますが、FE 70-200mm F4G(SEL70200G)では望遠端でも驚くほどシャープに写ります。子供のポートレート撮影では、α7RⅡで撮影した場合、髪の毛の一本一本、まつ毛、肌の質感まで細やかに解像します。ストロボを使用した撮影を行うとその解像感がさらに際立ちます。

色のりも良く、紅葉やコスモスなどを鮮やかに描写してくれています。

ボケ味

FE 70-200mm F4G(SEL70200G)は望遠レンズですので、望遠端を使用することで、背景を大きくぼかした印象的な写真を撮影することができます。

ボケ自体も非常にスムーズで、ピント位置からスムーズにボケていきます。他のレンズでも多々見られますが、このレンズでも開放では、レモン型のボケがやや多く見られますね。

SONY SEL70200Gの良いところ

SONY SEL70200Gの長期使用レビュー

ボケが柔らかい

上記もありますが、ボケがとても柔らかいレンズです。望遠端で使用することで思いっきりぼかすことができるので、人物撮影などでボケを生かした描写を行うことで、とてもふんわりとした写真を撮影することができます。

露出オーバー気味で、望遠端、開放で撮影することでふわっふわな描写が楽しいです。

しっかりシャープ

FE 70-200mm F4G(SEL70200G)では望遠端でも驚くほどシャープに写ります。子供のポートレート撮影では、α7RⅡで撮影した場合、髪の毛の一本一本、まつ毛、肌の質感まで細やかに解像します。

特に約4,200万画素のα7RⅡで撮影した場合は、パソコンで等倍鑑賞でニヤニヤの自己満足です。

手振れ補正あり

FE 70-200mm F4G(SEL70200G)ではレンズ内手振れ補正機能を搭載しています。

これにより、手ぶれを防ぐことはもちろんですが、体育館や園内などのシャッタースピードの稼げない、暗い場所で撮影する際に、感度を最低限度に抑えることができますね。

良くないところ

望遠レンズとしてはコンパクトとはいえ、でかい

FE 70-200mm F4G(SEL70200G)はレンズフードを装着する全長255mmとなり、普通に考えてでかいですね。この辺は画質とのトレードオフなので、諦めていますが、α7rⅡが小さい分、余計に際立ちます。バッテリーグリップを装着すると、なかなかの大きさと重さです。これを持ち運ぶには、そこそこ根性が必要です。

僕はわがままボディなので、筋トレと割り切っています。

望遠端が遠い

すごい個人的な意見ですが子供のポートレート撮影を行う際に、背景を大きくぼかして撮影しようと思った際に、望遠端で撮影しようと思うと当然ながら200mですので、バストアップなら問題ありませんが、 全身をおさめようと思ったらかなり離れた場所から撮影する必要があります。距離感がありすぎて笑ってしまうことがあります。離れすぎて、被写体の子供とコミュニケーションをとることができません。

またストロボを使用する場合は距離があるために、撮影場所、ストロボの位置と設定を調整しに行くのが大変です。

「SEL135F18GM」が欲しいです。

 

【まとめ】SONY SEL70200G ポートレート中心の長期使用レビュー。こんなのが撮れたよ!

今回はFE 70-200mm F4G(SEL70200G)を1年使用してのレビューブログをご紹介してきました。

最終的にまとめると、不満はあれど購入して1年以上たちますが、今もゴリゴリに使用しているメインレンズです。

多少の大きさを受け入れれば、運動会、入学式などの子供の行事ごともしっかりと使えるレンズだと思います。望遠レンズを検討しているママ、パパにもオススメです。

またそれだけではなく、ボケがとても綺麗なレンズですのでポートレート写真にもおすすめです。

素敵な写真が撮れすぎて、レンズ沼にハマりすぎて妻に離婚を切り出されないようにお気をつけください。

今回のブログ記事が少しでも参考になりましたらシェアしていただけると嬉しいです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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