α6400には手ぶれ補正がない!!α6500と比較、どっちがいい?

2019年1月16日にソニーはAPS-Cセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラ「α6400」を正式に発表しました。

これまでソニーは、他社に先駆けフルサイズミラーレスカメラαシリーズを展開し、2018年にはキャノン、ニコンと発売が相次ぎましたが、依然として販売シェアは1位を獲得しています。

発売されるα6400では、フルサイズミラーレスカメラに注ぎ込まれた最新技術を小型ボディに凝縮したとのことで、その出来栄えに注目が集まっています。

しかしながらα6400には手ぶれ補正機能が搭載されていません。これにより手振れ補正機能を搭載したα6500と悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回はα6400の購入を検討されている方で、手ぶれ補正機能が原因で悩んでいる方もいらっしゃると思いますので手振れ補正機能について徹底調査してみました!

 

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α6400には手ぶれ補正機能はなし!

α6400が正式発表

2019年1月16日にα6400が正式に発表されました。α6400はα6300をベースに、自撮りに対応し、AF性能や画質などを改善したモデルのようです。
世界最速0.02秒のAFを実現するAPS-Cセンサー搭載したことに加えて「リアルタイム瞳AF」「リアルタイムトラッキング」など高精度・高追従AFと高画質性能を小型軽量ボディに凝縮したモデルとなっています。

主な特徴

  • α7、α9などの最新技術継承した、高速・高精度・高追従AF性能
  • α7、α9などの最新世代の画像処理技術を搭載
  • 動画のAFも強化、多彩な動画機能
  • タッチパネルと180度稼働の液晶モニターで自撮りOK
  • カスタムキーが充実、マグネシウムボディで堅牢性の高いボディ
  • 動画連続撮影の30分制限なし

個人的にはAFまわりの進化が気になりますね。特に瞳AFの「検出精度・速度が向上したリアルタイム瞳AF」が凄すぎて感心してしまうのですが、僕の使用しているα6300α7R2の瞳AFとは別次元のものになっていますね。

180度可能の液晶タッチモデルと、動画の連続撮影30分制限なしというところがビデオブロガーには扱いやすいモデルとなっていますね。

ボディ内手ぶれ補正機能は非搭載!

今回発表されたα6400 にボディ内手ぶれ補正機能は搭載されてません。

α6300の次モデルということや、これを搭載してしまうとα6500よりも上位機種になってしまいますね。

α6500には手ぶれ補正機能搭載!

α6500には手振れ補正機能搭載

2016年10月28日に発表された、α6500には手ぶれ補正機能が搭載されています。

光学式5軸ボディ内手ブレ補正機構をAPS-Cセンサー搭載のEマウントカメラ用に新開発。

α6300同等のボディサイズを維持したまま手ブレ補正ユニットを搭載。
焦点距離が長くなるほど起こりやすい角度ブレ、マクロ撮影時など撮影倍率が大きくなるにしたがって顕著に表れるシフトブレ、夜景撮影時や動画撮影時などに目立つ回転ブレなどを高精度に検出し補正してくれます。

新しい高精度ジャイロセンサーも搭載し、5.0段分の手ブレ補正効果を実現しています。
また、動画撮影時でも5軸で手ブレを高精度に補正します。

α6400手ぶれ補正 ボディサイズの違い

手ぶれ補正機能の有無にかかわらず、ボディサイズもほぼほぼ同じサイズですね。逆に手振れ補正機能を搭載していないα6400の方が若干大きいサイズですね。

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ボディ内手ぶれ補正機能は必要なのか

手ぶれ補正機能は必要?

個人的にはボディ内手ぶれ補正は、シャッタースピード上げられない動画撮影時に機能する為に使用します。

動画撮影の時にはシャッタースピードは1/60かもしくは1/30で撮影しないと不自然な映像になってしまいますから、シャッタースピードを上げることができません。

手持ちで写真撮影する時は、シャッタースピードをあげればいいわけですから、写真撮影をする際にあまり手振れ補正機能を意識したことはありません。

しかし写真撮影であっても、望遠で写真撮影をする際や、三脚の使用できない場面では、手振れ補正機能は非常に重宝する機能だと思います。

レンズの手振れ補正で十分では?ということも考えられますが、ソニーでは確かにAPS-C用のレンズはレンズ内手振れ補正機能を搭載しているものも多いですが、そのために使用するレンズが制限されるのはちょっと疑問です。

また上記の動画を見ると、ジンバルを使用して動画を撮影する際にも、手ブレ補正機能はとても有効なのがわかりますね。ジンバル使用時にも、細かい揺れがどうしても映像に出てしまっています。

手ぶれ補正機能を使用することで、とてもなめらかな映像になっていますね。

上記から個人的に、写真撮影メイン、動画撮影メインどちらであっても、手ぶれ補正機能はついていた方がいいと思いました。

α6500のボディ内手ぶれ補正機能は?

α6500の手振れ補正機能は、光学式5軸ボディ内手ぶれ補正機構でAPS-Cセンサー搭載のEマウントカメラ用に新開発されたものということですが、検証動画を見ながら詳細を見ていきましょう。

実機を触り実写してみた感じでは、しっかりときいておりとても有効だと感じましたが、動画撮影時には、止まって両手で固定した状態では十分かもしれませんが、歩きながら「ジンバルなしで動画撮影も行える」というレベルではないことがわかりますね。

α6500の手ぶれ補正機能と、ジンバルを使用することで、とてもなめらかな映像を撮影できていますね。

手ぶれ補正機能はないけど、AFの進化が半端ない!

AFポイントは169点から425点へと増加

α6400 AFポイントは169点から425点へと増加

撮像エリアの約84%をカバーする425点の位相差AFセンサーを高密度に配置。それに加えて、コントラストAF枠をα6300の169点から425点に多分割化し、検出精度が大幅に向上しました。ピント合わせが難しいシーンでも、広範囲・高密度に配置されたAFセンサーが被写体を高精度に捉えます。

α6300を使用していても、AFが優秀だと感じていましたが、α6400ではコントラストAF枠を広げて、より自由な構図で撮影できるようになりました。

一般的にコントラストAFは、位相差AFよりオートフォーカスの精度が高いと言われていますので、α6300と比較してコントラストAF枠が広がったことで、その部分でも精度の高いAFが得られるようになったという事になります。僕はα6300で構図を作りメインの被写体を右上にとる場合、精度の高いAFを得るために中心で撮り、カメラを動かして配置するような撮り方をしていましたが、このα6400の場合、コントラストAF枠が広がっていますので、構図を作ってピントをとる撮影の仕方でも正確なピントがきそうですね。

リアルタイムトラッキングがSUGEEEEE!

意外と大々的に謳っていませんが、この「リアルタイムトラッキング」はとんでもない機能です。

以下の動画ですごさを見ることができます。

そもそも僕がα6300、もしくはα7RⅡを使用して動画を撮影する場合よく使用するのが、

  • 広角レンズでパンフォーカス
  • 明るい標準レンズで開放

という二つのパターンを組み合わせて撮影することが多いです。この明るい標準レンズで開放で撮影すると、背景をぼかした一眼ならではの表現を行うことができるのですが、いかんせんピントがシビアなため、AF-Cだと意図する場所にピントが合わなかったり、ピントが行ったりきたりして、使い物にならないことがあります。

このα6400で初めて搭載されたリアルタイムトラッキングを使用することで、カメラと被写体の間を他の人間や、障害物があろうとも、ずっと被写体にピントを合わせ続けることが可能です。

どんな技術を使っているのか僕なんかに予測もつきませんが、被写体の角度が変わってもしっかりと追いかけ続けてくれていますね。正直精度の方はわかりませんけど、この機能はすごいですね!ジンバルと合わせて動画を撮影する方には、ずっと欲しかった機能ではないでしょうか?

自撮りのできるモニターと、このリアルタイムトラッキング機能で、このα6400はビデオブロガーにも最適な機種になっているのではないでしょうか。

α6400とα6500の価格差は?(2019年2月現在時点、価格ドットコム調べ)

機種名ボディ単体価格パワーズームキット価格
α650096,572円なし
α6400106,863円116,523円

現在α6400はボディ単体で15,000円のキャッシュバックキャンペーンを行なっているため実質91,863円で購入できるようですが、ほぼほぼ同じくらいの値段でどちらも購入することができるようですね。

現段階ではα6400?α6500どっちがいい?僕が買うならα6500

どちらにもアドバンテージがあって、最新の優れたAF機能とチルト液晶を優先するならα6400、手ぶれ補正機能を優先するならα6500という感じでしょうか。

僕が買うならAF周りはとても魅力的ではありますが、ジンバルと動画も楽しみたいので手ぶれ補正機能のついているα6500を選びます。

ジンバルを使用するなら手ぶれ補正機能は入らないのでは?という疑問もあると思いますが、ジンバルを使用していても手ぶれ補正機能は使用します。

その理由は、ジンバルを使用していてもどうしても吸収しきれないブレが存在ます。ジンバル走りや設定を追い込んだとしても、手ぶれ補正機能で消したいブレがあるからです。

また今持っているレンズがレンズ内手ぶれ補正機能が搭載されていないものが多いことも要因です。

写真を撮影する目的のみの方は手ぶれ補正なしでもOKな理由

写真を撮影する目的のみの方は手ぶれ補正なしでもOK!

レンズ内手ぶれ補正機能を搭載したレンズが豊富

ソニーのAPS-Cセンサー用の交換レンズにはレンズ内手ぶれ補正機能を搭載したものが、たくさん用意されています。

例えばソニーのAPS-Cセンサー用の交換レンズのなかで、神レンズと呼ばれることもあるE 50mm F1.8 OSSですが、レンズ名にこのOSSというものがつけれられているものが、レンズ内手ぶれ補正機能を搭載したモデルとなります。

レンズを選ぶ際にはOSSがついているかいないかを、一つの基準にしたらいいですね。

シャッタースピード優先モードで撮影

一般的に手持ち撮影において、手ブレの起きないシャッタースピードの限界は「1/焦点距離」と言われています。これはフルサイズセンサーの場合のため、α6400の場合これを35mm寒山ということで1.5倍にする必要があります。

例えば焦点距離が50mmのレンズを使用した場合、1.5倍して「1/80」が手ぶれの起きない限界のシャッタースピードです。これでも暗い場合は、ISO感度を上げるか、もしくは絞りを開いて適正な光量を確保しましょう。

手ぶれ補正付きのα6700が来る?

手ぶれ補正付きのα6700が来る?

α6300の悲劇

2016年3月11日にAPS-C機のフラッグシップ機として鳴り物入りで販売開始したα6300でした。

僕もそうだったのですが、「フラッグシップ機=しばらくこれ以上の機種は出ない」と解釈してしまい、安心して購入しました。ソニーのプレスリリースにも以下のように記載がありました。

ソニーは、世界最速※10.05秒の高速AFを実現し、世界最多※2425点全面位相差AFセンサーの搭載や新開発の動体追従アルゴリズムにより、アクティブなスポーツシーンから動物の俊敏な動きまで、狙った被写体の一瞬を逃さず高精度に捉え続ける、レンズ交換式デジタル一眼カメラ『α6300』を発売します。本機は、当社のAPS-Cセンサー搭載ミラーレス一眼モデルの最上位機種です。

その後、約9ヶ月後に2016年12月2日にまさかの手ぶれ補正機能を搭載した、α6500が発売されました。

完全に最上位機種の発売後すぐに、さらなる最上位機種は出ないと思い込んでいて、カメラは安い買い物ではないので思い切って買ったにも関わらず、1年も経たずにさらに上位機種が発売されると、勝手に裏切られた感を感じてしまいましたねー。

ネット上を見ていたら、僕だけではなく、他にも同様の思いを抱いた方は多かったようでした。

α6700が来る?

α6300→α6500のパターンを踏まえると2019年中にα6400の後継機が発売されても、なんらおかしくない状況です。現在のところ、確定的な噂や、公式の情報がないためなんとも言えない状況です。

α6400を買ってもいいのか?もう少し待つべきか?非常に難しいですよね。

 

sony α6500後継機はα6700、α7000!?現段階での価格、スペック、発売日の予想と噂まとめ
以前から噂の出ていたα6700、α7000の噂、予想も非常に多く出てきました。このページではそんなα6500の後継機、α6700、α7000の現段階での価格、スペック、発売日の予想など噂を時系列でまとめ、随時更新していきます。

個人的にα6700に期待すること

手ぶれ補正機能

動画を撮影する際に、ジンバルを使用して撮影しますが、それでも手ぶれ補正機能は搭載されていた方がいいです。ジンバルで消すことのできないブレがあるため、手ぶれ補正機能が搭載されていることで、さらに安定した動画を撮影することができます。

リアルタイムトラッキング

α6400に搭載されていて、α9にも搭載予定のある、リアルタイムトラッキング。とんでもない機能。

手ぶれ補正機能搭載の機種に、リアルタイムトラッキングが搭載されたら動画撮影を行う人にとってはよだれが出そうなくらい、動画撮影が捗る機種ですね。

マルチセレクター

α7RⅢ、α7Ⅲに搭載されたマルチセレクター。ソニーのAPS-C機での採用はまだありません。

これがあると、ピント位置を変更するのがとても楽になります。これがないために、α6300で撮影する際、ピント位置を移動させるのに、ダイアルをポチポチポチと直線的に移動させる必要があります。これが時間がかかります。

このことから、マルチセレクターが搭載されることを期待しています。

裏面照射型CMOSセンサー採用

ベーシックモデルであるα7シリーズもα7Ⅲから裏面照射型CMOSセンサーとなりました。しかし現在のところAPS-Cモデルでの裏面照射型CMOSセンサー採用はありません。
裏面照射型CMOSセンサーを採用することにより、センサーが直接受光できることにより、高感度でのノイズが少なくなるというメリットがあるかと思いますので、フルサイズに比べてセンサーサイズの小さいAPS-C機で採用することで、これまでの常識を覆す、暗所撮影に強いAPS-C機になることを期待しています。

【まとめ】α6400には手ぶれ補正がない!!α6500とどっちがいい?

僕が買うとすれば、どちらにしようという観点でα6400とα6500について徹底調査してみました。

やはり、ジンバルを使用して動画撮影をするということを考えると、僕が買うのは手ぶれ補正機能を搭載したα6500です。

最新の優れたAF機能とチルト液晶が魅力的だと考えられる方はα6400だと思います。

しかしソニーのα6000シリーズは、フラッグシップ機と銘打って大々的に販売したα6300でしたが、その後7ヶ月後にはさらに上位機種であるα6500を販売し、ネットがざわつくといったことがありました。

しかも現在ちらほらとα6700、α7000といった、α6500の後継機の噂がちらほらと出てきていますので、近いうちに発表される可能性がありますので、もう少し待ってみて様子を見るというのも一つではないかと思います。

それぞれ価格は大きく違いませんが、性格が少しずつ異なっていますので、皆様もご自身の用途に合わせてご自身にベストなカメラを選んでみてください。

今回の記事が少しでも参考になりましたらシェアしていただけると嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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