2019年3月21日、東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕第2戦に、9番右翼で先発出場した45歳となったイチロー選手は、ついに引退することを発表しました。
これまで、チームをヤンキース、マーリンズ、マリナーズと移籍をしてきて、1軍での試合出場の機会が減るたびに、引退の噂が上がったり、メディアが取り上げたりしてきましたが、メディアなどでイチロー選手本人が年齢と戦うという意思を強く表明してきました。
「もしかしたらイチローなら本当にやってくれるんじゃないか?」
これまでも散々、不可能を可能にしてきたイチロー選手のことなので僕以外にもこのように思っていた方は、多いのではないでしょうか。
そんなイチロー選手がついに現役生活に終止符を打ち、引退をすることを表明しました。
今回はそんなイチロー選手のルーティンの内容について徹底調査いたしましたので紹介したいと思います。


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ルーティンとは?
ルーティンとは?
歯磨き、ご飯、コーヒー、挨拶など。決まって毎日行うことって結構ありますよね。その中でも正確に時間を決めて、決まった方法ですることってありますか?
イチロー選手をはじめとする、スポーツ選手や、活躍する芸能人、ビジネスマンなど、そういった方々で、ルーティンを持つ方はたくさんいます。そもそも人間自体が、習慣の動物ですので、いいことも悪いことも、習慣化することが多いですよね。
それ以外にも有名な方だけではなく、僕たちも普段から意識していないだけで、同じ行動、動作をしているはずです。
一言でルーティンといっても、プラスになるものとマイナスになるものがありますが特にこういった場合に話されるルーティンとは、成功の礎となる、「決まり切った手続きや仕事の事。日課。定常処理。」のことを指しています。
ルーティンのメリット、デメリットは?
メリット
- 普段と同じ行動を繰り返していくことで、その動作について考える必要がなくなるため効率を上げることができる。
- いつもとの異変に気付くことができる。
- 継続性が身につく。
デメリット
- マンネリ化が起き、飽きてくる。
- ルーティンに慣れきってしまうことで新しいことにチャレンジしづらくなる。
イチローのルーティンの目的
イチロー選手のルーティンは有名ですが、その目的は基本的に、いかにして“ノーストレスな状態”を作り出すかということのために行なわれています。強いストレスがかかる野球に集中するため、それ以外の生活ではストレスをなくしたいという考え方のようです。
これは引退会見でもおっしゃっていましたがストイックなイメージを持たれがちですが、実際にはその逆で、食べたくないけど身体にいいものを食べるということなどはしません。食べ物について、調べ上げて厳密に管理しているダルビッシュ選手とは逆ですね。遠征先での夜は、決まったステーキハウスやイタリアン、日本食のレストランに行き、好きなものを欲しいだけ食べているそうですよ。これを聞くと、イチロー選手は天上人のようなイメージですが、ぐっと身近な存在に感じることができますね。夜中に必ずカップラーメンを食べている残念ボディの中年の僕でも共感できますね。
それからもわかるように、意外と自制心に負けてしまうところがあるため、イチロー選手のルーティンにはそれを抑える目的もあるようですね。
イチローのルーティンの内容
打席への入り
一つ目はバット立てです。イチロー選手の代名詞とも言える所作で、これを真似した野球少年も多いのではないでしょうか。
イチロー選手の打席へ入る所作は毎回狂い無く同じ所作を行います。打席に入る前に一度バットを膝に置いて屈伸、そして内股で足場を決めたのち、ピッチャーに対してバットを立てる構えを行います。この所作はオリックス時代から行っていました。
バットをピッチャーに向けて立てる所作は、自身の目のピント合わせを行なっていました。バットを立てて一度スコアボードを見てから、バットの先からピッチャーを見ることで集中力を高め、かつ目のピントを合わせていたのです。遠いところから、近いところに眼のピントを移動させることで、一時的に視力をあげる行為は、科学的にも証明されており、イチローさんはこのルーティンを欠かさずやっているのです。
ネクストバッターサークルでのストレッチ
次にネクストサークルでのストレッチです。打席に入る前に、ネクストバッターサークルでストレッチは入念に行います。大きく脚を開いてグイグイと肩をねじる「肩入れストレッチ」は、とても有名なイチローの動きですね。これもモノマネした方が多いのではないでしょうか。
この動きには全身のバランスを整え、肩や背中のコリをほぐすだけでなく、イライラ・ストレスの解消にも役立つ効果があるそうです。こうして入念な準備が結果に結びついているのでしょう。
起床時間、就寝時間
次にイチローの睡眠時間についてですが、イチロー選手は必ず8時間の睡眠を取るそうです。この習慣も、怪我をしない体の状態を保つことに貢献しているでしょう。
実はアスリートは、一般の方々より少し長めに睡眠しています。
ある調査で110人のアスリートの生活習慣を調べたところ、アスリートたちの平均睡眠時間は、昼寝も含め、8時間4分でした。日本人の平均睡眠時間が7時間14分というデータがあるため、アスリートの方が1時間弱睡眠が長いのです。
イチロー選手は過去に最も気をつけていることとして寝ることを挙げています。それくらい睡眠は大切なことと考えているようです。
食事
日本にいた頃は牛タンばかり食べていたというイチロー選手は、偏食家としても有名です。
そのイチロー選手がずっと同じカレーを食べていたという話が有名ですが、カレーを食べていたのは、マリナーズに在籍していた間のようです。年数にして11年の間カレーを食べていたようですが、弓子夫人の手作りカレーです。しかしこの、ルーティンカレーを辞めてしまうのですが、それはイチロー選手の体のケアを行なっている森本貴義さん曰く、胃潰瘍が原因だったようです。
その後は別の食事に変わり、年単位でずっと同じものを食べ続けています。
食パンとうどんだったり、食パンと素麺だったり、いくつかのパターンがあります。同じものを食べ続けるのは、違うものを食べることにより、美味しくなくて気分が下がるとか体調を崩してしまうといった、野球に影響しかねない“不確定要素”を入れたくないという、イチロー選手のルーティンの目的が出てきます。
初動負荷トレーニング
初動負荷トレーニングとは、株式会社ワールドウィングエンタープライズ代表、小山裕史博士が発明・創案したトレーニング法です。リラックスした状態で、自然に楽に大きな力を出しながら、神経と筋肉の機能の協調性を高め、血流・代謝を活発にする心地よい運動。最新の科学に基づいた21世紀のトレーニングです。
柔軟性と強さ、しなやかな動きの獲得、スピード、加速度の向上、機能的純粋パワーを得ることのできるトレーニングです。
バット
バットについては、移動時に除湿剤の入ったジュラルミンケースで持ち歩くほど、“湿度管理”にも尋常ではないこだわりを見せています。メジャーに行った際、初めは周りの選手にそんなことをする選手はいなかったため非常に驚かれたそうですが、徐々に真似をするようになったそうです。
イチローのバット製作を手がけてきた久保田五十一さんは「イチロー選手はバットの置き方にも注意を払っていました。ネットに立てておくことが多いですが、横にする時はグラブを広げて芝生に直に触れないように置いていました。特にボールが当たるヘッドの付近はグラブの中に優しく包み込むようにしていたのが印象に残っています」とお話ししています。
イチロー選手のような有名選手がこう行ったことを行なってくれると、全国の野球少年たちが、道具を大切に扱うようになるでしょうから、とてもいいことですね。かくいう僕も、それまではバットをぽいっと投げたりしていましたが、イチロー選手のエピソードを聞いてからは、バットを非常に大切に使うようになりました。
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スパイク、グローブ
当然、スパイク にも強いこだわりを持っています。スパイクは、長年トレーニングを指導してきたトレーニング研究施設『ワールドウィング』の小山裕史代表が開発した『ビモロスパイク』という特注のものを使用しています。41歳まで愛用してきたアシックスから、現在使用しているビモロスパイクに変更しています。
グラブは必ず試合が終わったあとに自分で磨いています。いつもチームメイトがビールを飲んだりしているなか、イチローはいつも黙々と磨いています。イチロー選手のグローブは軽量化して操作性を追求するために革を極限まで薄くすることで軽量化しているようで、薄くすることで耐久性が落ちるため、一ヶ月に一回交換するということです。
ゴルフスイング
イチローの打撃理論として確認できるもので「グリップを残す」というものがあります。野球をしていた方はわかるかと思いますが、一般的に言われてきたのがバットは最短距離で出せというものでした。それとは真逆のグリップを残すための意識づけのための素振りそれがこのゴルフスイングです。
ユンケル
イチロー選手はバットと同様に、ジュラルミンケースを用意して、ユンケル持ち運び専用ケースを用意して、ユンケルを持ち運び、愛飲しています。
ユンケルも毎日、飲んでますよ。これは16年、一日も欠かしたことはありませんとインタビューでイチロー選手本人が答えています。
まとめ:イチローのルーティンの内容とは?これを知ればあなたもイチローに!?
今回はイチロー選手のルーティンの内容についてご紹介してきました。
引退会見では、監督になることはあり得ないという趣旨の発言をされており、まあおそらく日本には帰ってこないのかなあという印象ですが、個人的には、日本のプロ野球の監督をしてほしいですね。そして日本のプロ野球を盛り上げつつ、多くのメジャーリーガーを育て上げて、日本の野球のレベルを上げてほしいと思います。
その時にはぜひ、松井秀喜さんにも監督をやってもらい、日本シリーズで戦ってほしいという夢を見てしまいますね。
引退会見でゆっくりする気は無いとおっしゃっていたので、何らかの活動を始めると思われますので今後の動向にも注目していきましょう。
今回の記事が少しでも参考になりましたらシェアしていただけると嬉しいです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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