2019年1月18日にTBSで放送の「爆報THEフライデー」にあの人は今…大追跡SPということで甲子園での発言で大バッシングを受けた監督Nは今… という企画を放送します。
調査したところこの監督Nはかつて練習・試合中にあげる怒声で対戦相手を震え上がらせるなど「ヤクザ監督」の異名を取った野々村直通さんであることがわかりました。
野々村直通さんといえば、甲子園での発言が大バッシングを受けたり、独特のシートノックを行なったり、羽織袴で甲子園大会の抽選会に出席したりと「超」がつく個性派監督として知られていました。
そんな強烈なキャラクターの野々村さんだったが、教育と野球にかける情熱は凄まじく、多くの教え子、指導者、メディア、高校野球ファンから愛されており多くのプロ野球選手も輩出しています。
今回はそんな爆報THEフライデー出演の、監督Nこと野々村直通さんの甲子園での大バッシング発言の真相と今現在の野々村直通さんについて徹底調査いたしましたので紹介したいと思います。
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野々村直通監督とは?
野々村直通さんのプロフィールと経歴
- 出身地:島根県雲南市
- 生年月日:1951年12月14日(67歳)
- 投球・打席 :右投右打
- ポジション :内野手
- 経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
- 選手歴:島根県立大東高等学校、広島大学
- 監督歴:府中市立府中東高等学校、広島県立府中東高等学校、松江日本大学高等学校、松江第一高等学校、開星高等学校
- 所属事務所:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
1951年、島根県生まれ。広島大学教育学部美術科卒業後、74年、広島の公立校・府中東高校に美術教師として赴任。
野球部監督に就任し、「5年で甲子園に行く」と宣言、6年目の79年春にセンバツ出場へと導きました。宣言から一年超過しているところが愛嬌がありますね。
松江日大高校監督には、1年間の浪人生活を経て、86年に松江第一(現開星)高校に赴任。
88年、硬式野球部創設に伴い監督に就任。またも「5年で甲子園」を宣言、6年目の93年に初出場。開星を春2回、夏7回、甲子園へと導きました。これだけの実績があれば名将といっても過言ではありませんね!
2010年センバツでの「末代までの恥」発言で監督を辞任したが、約8000人の監督復帰嘆願の署名が集まり、翌11年4月から監督に復帰。同年夏の甲子園では復活勝利を挙げ、優勝した日大三高を最後まで苦しめたエピソードも有名です。
野々村直通さんの伝説
シートノックがエンターテイメントに
監督、選手ともに技量が試される場でもある、試合前の7分間ノック。このノックは相手チームはもちろん、観客、そのほかチームも技量を確認するために注目する時間です。なんと野々村さんはこの時間を魅せる時間へと変え、エンターテイメント化してしまいました。
ボールを使わない、いわゆるエアーノックを実施しました。ボールがないので、全選手が最高のプレーができます。出場選手が全員ボールがある程で、演技を行います。
例えばレフトに打球が飛んだという設定では他の外野手はカバーに入り、内野手はカットに入るなど、本当に玉があるように選手たちが動きます。左中間など際どいコースに球が飛ぶという設定ではセンターとレフトが思い切り走ってダイビングキャッチをするわけです。
これには観客は大盛り上がりでこれだけを見に来るお客様もいらっしゃったようです。
この7分間のノックでは、自分たちの弱点などの手の内を晒すようなものですのでそれを見せないという観点と、お客様を喜ばすという観点の2つの観点で名案だったのではないかなあと思います。
ところがあまりに注目されてしまったために、ノックではボールを使いなさいと注意を受けてしまったそうです。
注意されてしまいましたが、ピッチャーでいえばシャドーピッチング、バッターでいえば素振りのような理にかなった練習だったのかもしれませんね。
羽織袴で抽選会
甲子園大会の抽選会に菅原文太さんを真似た短髪ヘアーやサングラス、羽織袴や紫のラメ入りのスーツで登場しました。もちろん他にそんな人がいる訳もなく、他の監督なんて白のシャツが多い訳ですから、目立ちに目立ちました。
野々村直通さんが監督退任後には「責任教師、監督は白の半袖シャツまたは所属連盟のスタッフシャツ着用」という規則がつくられました。
キャラクターといい、風貌といい、ボクシング協会の元会長、山根明さんがちらつくのは僕だけでしょうか?
野々村直通監督の甲子園での大バッシング発言の真相
野々村直通さんの問題発言の経緯
2009年の第81回選抜高等学校野球大会では、初戦で神宮大会優勝校の慶應義塾高校に勝利し選抜大会初勝利。
同年秋の中国大会で2度目の優勝し、翌年の第82回選抜高等学校野球大会に出場した際に、初戦で21世紀枠選出の向陽高校(和歌山県立向陽中学校・高等学校と対戦することとなったのです。
この年の開成高校は巨漢の2年生エース・白根尚貴(現・DeNA)、安打製造機・糸原健斗(現・JX−ENEOS)を擁して前年秋の中国大会で優勝。「全国制覇」を意識して挑んだ大会で、まさかの1回戦負けを喫してしまいます。
開星高校はこの21世紀枠選出の向陽高校に1-2で敗れたのです。
この試合後のインタビューで、野々村監督は「21世紀枠に負けたのは末代までの恥。切腹して死にたい」と発言…この発言が「向陽高校に対して失礼だ」と日本中から批判にさらされたました。
問題発言の真相
試合後、野々村さんは敗軍の将として報道陣に囲まれた。悔しさのあまりずっと押し黙ったままの野々村さんに対し、沈黙に耐えかねた報道陣が、苛立ちながら「なぜ黙っているんですか」と問い詰め、カッとなった野々村さんは、なかば自棄になってそう発言してしまいました。
その後日本中からバッシングを受けた野々村さんでしたが、謝罪会見を開くも派手なシャツを着用していたため、火に油を注いだかのようにバッシングは激しくなる一方。
結果として野々村さんは監督を退任となり、謹慎処分となりました。
「あの場で言っちゃいかんとは思っています。でも負けると何もかも嫌になるんです。それくらい、勝利に執着していた。中国大会優勝校として、負けてはいけないというのがあった。相手を侮辱したつもりはなかったですし」
とのコメントの通り、本人もダメだとは思ったようですがついついマスコミの誘い水に乗ってしまう形で、問題発言をしてしまいます。こういった注目される人物のマスコミ対応というのは非常に難しいですね。
野々村直通監督の今
問題発言のその後
開星高の野球部保護者が中心となって、野々村氏の監督復帰嘆願署名運動が起こり、約8000名分の署名が集まりました。そしてなんと驚くことにそのなかには、向陽高の保護者の署名も入っていました。
そして事件から1年後の2011年に監督復帰すると、同年夏の甲子園で1勝を挙げます。さらに、この大会で優勝することになる日大三を相手に、8対11と善戦しました。
同年限りで開星高校を定年退職したため、結果的にこの夏の甲子園が野々村氏の「花道」となりました。
署名活動が起こり、8000名分の署名が集まるあたりがヤクザ監督と呼ばれながらも、周囲に愛されていた証拠ですね。
野々村直通監督の今
伯父が京都の西陣織の下絵書きをする芸術家であり、その影響で幼い頃から絵を描いていた野々村さん。美術教諭・監督として働く傍ら、個展の開催や島根県警鑑識課で長年似顔絵の特別講師をつとめるなど画家としても活動し、「山陰のピカソ」とも呼ばれていました。
野球と芸儒家という両極端とも言える才能を持ち合わせていることに驚きますね。
2015年7月に島根県松江市に画廊「にがお絵&ギャラリー ののむら」を開設。観光客や野球関係者の似顔絵を描いて、のんびり暮らしているそうです。
そして、島根県農業協同組合(JAしまね)の月刊誌「JAしまねびより」の表紙の原画も担当しています。また、教師退職後の2012年4月より教育評論家に転身し、講演活動をしています。
講演会では野々村さんならではのユニークな教育論がとても好評のようです。
監督Nこと野々村直通監督の甲子園での大バッシング発言の真相と今【爆報THEフライデー】
野々村直通さんといえば、甲子園での発言が大バッシングを受けたり、独特のシートノックを行なったり、羽織袴で甲子園大会の抽選会に出席したりと「超」がつく個性派監督として知られていた方です。
88年、硬式野球部創設に伴い監督に就任。またも「5年で甲子園」を宣言、6年目の93年に初出場。開星を春2回、夏7回、甲子園へと導きました。これだけの実績があれば名将といっても過言ではありません!
第82回選抜高等学校野球大会に出場した際に、初戦で21世紀枠選出の向陽高校(和歌山県立向陽中学校・高等学校と対戦することとなったのです
開星高校はこの21世紀枠選出の向陽高校に1-2で敗れ「21世紀枠に負けたのは末代までの恥。切腹して死にたい」と発言…この発言が「向陽高校に対して失礼だ」と日本中から批判にさらされ監督を退任となり、謹慎処分となりました。
1年後の2011年に監督復帰し同年夏の甲子園で1勝を挙げ、同年限りで開星高校を定年退職したため、結果的にこの夏の甲子園が野々村氏の「花道」となりました。
教師退職後の2012年4月より教育評論家に転身し、講演活動をしています。
講演会では野々村さんならではのユニークな教育論がとても好評のようです。
あまりにも個性的すぎる監督だったがゆえにバッシングされることもありましたが、周囲からの愛もあり、監督として復活し花道を飾ることもでき多くのプロ野球選手も輩出した野々村直通監督は名将の名がふさわしいと思いました。
今回の記事が少しでも参考になりましたらシェアしていただけると嬉しいです。最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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