ミラーレス、 一眼カメラの画像をスマホに転送!【USB TypeC OTG】

旅行先や、お出かけ先で撮影した写真のチェックをカメラのモニターやファインダーよりも、もう少し厳密に大きなモニターで確認したいと思ったことはありませんか?僕は釣り人がその日を釣果を確認するような感覚で1日の撮影写真を、ちょっとした休憩時間や帰りの車中などで確認するのは大好きな作業の一つです。

だけどそのためにノートパソコンや、タブレットを持ち運ぶと荷物がまた一つ増えてしまいます。
レンズ、カメラ、ストロボなどカメラ機材でただでさえ荷物が多いのに、家族でお出かけをするのに荷物はできるだけ増やしたくありません。

またSONYではPlayMemoriesMobileというアプリケーションがあり、スマホやタブレットと同期をさせてWiFiを使用して写真を確認する方法もあります。

しかしその方法ではWiFi接続のためスマホやタブレットで表示されるものはリサイズされたものが表示され撮影したRAW画像そのものを確認することはできません。

そこで今回はミラーレスカメラで撮影したRAWデータを手持ちのスマホで、リサイズなしでサクサクとスマホでチェックする方法を僕が実際に行なっている1,000円以下でできるミラーレスカメラ 一眼カメラの画像をスマホに簡単転送!画質を落とさずに写真をチェックする方法をご紹介したいと思います。

 

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スマホにカメラの写真を転送する理由

大きなモニターで写真のチェックがしたいけど荷物を増やしたくない

僕の使用するカメラ、ソニーの「α7RⅡ」のモニターは3.0型サイズです。もちろんこれで撮影した写真をチェックしていくことは可能ですが少し小さいなあと感じていました。また拡大表示も行えますので活用していましたが動作がもっさりしていてサクサクと写真チェックを行うことはできませんでした。

ファインダーに関しても同様でもう少し大きな画面で確認したいと思っていました。

ノートパソコンを持ち運ぶ選択肢もありますが僕が使用しているノートパソコンが13インチのMacBook Proで約1.5kgのものを持ち運び、車内や、喫茶店などで開いてチェックを行うのは大変ですし周りの目も気になります。

タブレットも検討していましたがやはり重量や持ち運びの面で却下となりました。

「どうしたらいいのか」と考えていた時にスマホを利用することを思いつきました。スマホであれば常に持ち運びしているので荷物が増えることもないですし、僕が使用しているスマホは比較的大型のモデルのHUAWEI Mate 10 Proですのでディスプレイは約6型サイズです。また今のスマホはどのスマホもディスプレイがとても綺麗です。

こうして現在使用しているスマホを活用することでお出かけの際に荷物を増やさずに、カメラのモニターよりも大きいディスプレイで写真のチェックを行うことができます。

 

Lightroom CC mobileでRAW現像ができる

RAW現像を行うには、画像データをSDカードからスマホ本体へ移さないと作業できませんので、正直言ってPCで行うレベルのスピード感でのRAW現像と同じレベルでとはいきませんが、気に入ったものを数枚選択してダウンロード→RAW現像アプリを使用して現像まで行うことができます。

RAW現像ソフトはLightroom CC mobileしか使用したことはありませんが、こちらのアプリではPCと同様の調整を行うことができ、スピード以外であればほぼほぼ同様の現像を行うことができます。

すぐにSNSでシェア

スマホで撮影した画像を確認して気に入ったものがあればRAWデータであれば現像の後に、jpegであればそのままSNSでシェアすることが可能です。

子供の写真をすぐにじいちゃんばあちゃんにシェアしたい場合に最適です。

WiFiよりカードリーダーがおすすめな理由

カードリーダー

僕の使用しているSONYであれば「Play Memories Mobile」というアプリを使用すればWiFiを使用してカメラとスマートフォンを接続することができ、写真データをスマホ本体にコピーしたり、写真のチェックを小なうことができます。

SONYに限らずキャノンでは「Canon Camera Connect」、ニコンでは「SnapBridge」など各社スマホアプリを用意しておりますのでそういった方法でスマホで写真チェックを行う方法があります。

それでもWiFiでの接続よりもカードリーダーがおすすめな理由があります。

リサイズ

Play Memories Mobileなどのアプリでの接続の場合、気になった写真がありスマホで現像してみようと思った場合でもRAWデータをスマホ本体に転送することはできません。RAWデータを転送した場合はリサイズされたjpegファイルになってしまいます。

ちなみに写真をスマホに転送しようとした場合、転送画サイズの指定ができますが、そこで一番サイズの大きいオリジナルを選んだ場合でも7952×5302のサイズのデータが1616×1080にリサイズされていました。転送スピードの問題があるかとは思いますが、せっかくお気に入りのカメラで撮影した写真なので、大きなサイズで写りや階調など確認したいと思いませんか?

撮影した後にすぐに撮影した写真をチェックして、スマホでちょっとしたお楽しみ感覚でRAW現像を楽しむことができるところがカードリーダーをおすすめする理由です。

動作がもっさり

接続がWiFiなのでしょうがないのですがスマホに転送し確認するまで、枚数があると表示されるまでの時間が結構かかります。表示された後も、スクロースした際に表示されるまでタイムラグがありサクサクとチェックしていく感じにはなりません。

1日に100枚以上とる方はちょっと時間がかかる点がカードリーダーをお勧めする理由です。

個人的になんかめんどう

WiFiで接続するにはまずスマホでアプリ「Play Memories Mobile」を立ち上げて、その後アプリ内で接続ボタンを押し接続待ちの状況にして、カメラ本体でメニューを開きスマホとの接続を設定します。
SONY以外のメーカーのカメラではわかりませんがSONYのカメラの場合はメニュー内の項目が複雑な構成になっているので正直スマホとの接続までが面倒です。カスタムキーに割り当てることもでき、そうすることでワンタッチで持っていけますが、スマホでアプリを立ち上げてアプリ内で接続待ち、カメラでカスタムキーを押し、接続スマートフォンを選択して設定するという動作ですがやっぱりめんどくさいです。

また車中や喫茶店などでのチェックを行いたいのでカメラを手元に置いておくというのが、少し難しいと思うのでカードリーダーをお勧めします。

USB-OTGに対応しているか確認

僕が使用しているスマホがHUAWEIのMate 10 Proという機種になりますがUSB On-The-Go(OTG)に対応していたためSDカードリーダーで接続して画像ファイルを読み込むことができました。もしスマホで読み込みをしようと思った場合はお手持ちのスマホがUSB-OTGに対応しているかどうかを確認する必要があります。現在のところAppleは対応させる気配がありませんのでAndroidでよく使われるのでAndroidでの使用を前提に説明していきます。

USB On-The-Go(OTG)対応の確認方法

商品説明書、メーカーのウェブサイトで確認

お使いのスマートフォンもしくはタブレットがUSB-OTG対応かどうかをチェックする方法は商品箱、もしくは商品説明書に記載されている説明、メーカーのウェブサイトを確認するのが一番確実です。おそらく規格のロゴか、製品仕様一覧に記載があるかと思います。

 

アプリで確認

Play storeで「Easy OTG Checker」というアプリをダウンロードすることで確認することができます。アプリをダウンロードした後起動し、USB機器を接続して中央のボタンを押します。

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緑のチェックマークが出たらOTG対応です。合わせて画面位は接続機器の種類やメーカーなども表示されるので接続した機器を正常に認識しているのかも確認することもできます。

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USB機器を接続したにも関わらず赤いバツマークが表示された場合は、端末がOTGに対応していないかもしくは、正常に接続ができていないことになります。

 

使用したSDカードリーダー

僕が使用したSDカードリーダーはこちら。

僕の使用しているスマホの接続端子がType-c端子になっているのでそれに対応しているこちらを購入しました。128GBまでのSDカードに対応しており、SDカードの他にはMicroSDカードにも対応しています。

使用して思ったのは
非常にコンパクトで持ち運びも苦にならないサイズ感ですが、端子部分の強度が若干頼りなくて、接続中はどこかに当たったりすると端子ごと外れてしまいそうなので注意が必要だと感じました。また接続端子のカバーがついていますが、使用の際はカバーを外すのですが反対側につけられる仕様ではないため、無くしてしまいそうな気がします。

とはいえ1,000円以下でカメラで撮影した画像データを即座にスマホで確認できるため非常に重宝しています。

ミラーレス一眼カメラとスマホ連携の手順

 

準備するもの

カメラで撮影したデータの入ったSDカードとSDカードリーダーとOTG対応のスマホ。

1.写真の入ったSDカードとSDカードリーダー

カードリーダー2

Type-c、Micro USBなどお持ちのスマホに対応したSDカードリーダーを用意。カメラで撮影した写真の入ったSDカードをSDカードリーダーに挿入します。

2.スマホのUSB-C端子につなぐ

それをお持ちのスマホに接続します。端子に突っ込めばOK。ご紹介のSDカードリーダーであればLEDライトが付いてますのでそれが転倒すれば通電していることがわかります。

3.アプリ「ファイルマネージャー」 を開く

僕の使用しているスマホHUAWEI Mate 10 Proにはもともとファイル管理アプリとして「ファイル」というシステムアプリが入っていましたが以前より使用している「ファイルマネージャー」というファイル管理マネージャーを使用しているのでそちらを開きます。MacでいえばFinder、Windowsでいえばエクスププローラーみたいなものです。どのスマホにもおそらく似たようなものが入っていると思います。

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「ファイルマネージャー」を起動したらUSBストレージから撮影データの入っているファイルを見つけて開きます。

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こうするとすぐに撮影した写真がサムネイルで表示されますのでさらにタップすると写真を確認することができます。素早くスワイプしてもしっかりついてきますので、たくさんの写真をチェックしていくことも可能です。

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Lightroom CC mobileでRAW現像

Lightroom CC mobileを開く

 

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Lightroom CC mobileを開きます。Lightroom CC は現在モバイル版はAdobeアカウントを所持していれば利用可能ですが一部機能制限されます。すべての機能を使うには以下のプランに加入が必要です。

  • Lightroom CCプラン
新しいLightroom CCが、1TBのストレージ付で
月額 980円/月(税別)

 

  • フォトプラン
Lightroom CC、20 GBクラウドストレージ、Lightroom Classic CC、Photoshop CCが含まれています。

月額 980円/月(税別)

  • フォトプラン
(1TBクラウドストレージ付き)
Lightroom CC、1TBクラウドストレージ、Lightroom Classic CC、Photoshop CCが含まれています。
月額 1,980円/月(税別)

の3つのプランから選んで使用することができます。

 

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アプリを開いたら上記画面が開きますので右下の写真に+のマークで写真をLightroom CC mobileに追加していきます。

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SDカードに入っている写真からRAWデータを選択します。

 

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お気に入りの写真をSDカードでスマートフォンでRAW現像を行うことができます。具体的な現像方法については長くなってしまいますのでこの記事では割愛させていただきます。

Lightroom CC mobile以外にもgoogleの出しているSnapseedなどRAW現像ソフトがありますのでこの方法で同じようにRAW現像を行うことができます。

個人的には僕が使用している6型のディスプレイを持ったスマートフォンがギリギリかなあと思う操作感でもっと大きなスマホが欲しくなってしまいます。

 

InstagramなどSNSでシェア

 

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現像が完了したら右上の共有ボタンからSNSで共有することができます。お気に入りの写真をシェアしましょう。

まとめ

手持ちのスマホで写真をチェック、現像できる素晴らしさ

この方法で1日かけて撮影した大量の写真の出来をスマホで一気に確認することができます。タブレット端末やノートPCなどの端末を持ち運ぶ必要もありません。ただでさえカメラ、レンズ、ストロボなど荷物が多くて重たいので必ず持ち歩くスマホでサクサクできてしまうことが素晴らしいです。

以前はこのUSB-OTGに対応したスマホは少なかったのですが、最近は多くのスマートフォンが対応しているようです。

PCでの操作感には敵いませんがLightroom CC mobileを使用することで、RAW現像を行うこともできそのままSNSでシェアすることも可能です。

 

iPhoneではできないの?

iPhoneでもこちらのリーダーを使用することでできるようですが、iPhoneを持っていないためテストできないので自己責任でお試しください。

まとめ

今回は1,000円以下で荷物を増やさず、手軽に写真チェックする方法を解説してきました。僕はこの方法でお出かけからの帰りの車中や、喫茶店などで写真チェックや現像を行なっています。

この方法でSDカードから音楽や動画をコピーしたり、SDカードやUSBメモリをスマホの外付けメモリとしても使用できるので気になる方はトライしてみてくださいね。

iPadなどのタブレットお持ちの方で持ち運ぶのが苦にならない方はさらに大きな画像で写真チェックを行うことができますのでより厳密にチェックしたい方はそちらがおすすめです。

今回の記事が少しでも参考になりましたらシェアしていただけると嬉しいです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

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