Appleという差出人より「Your Apple ID: Access from new web or mobile device」という
件名のメールが届いたことはありませんか?
和訳すると「あなたのApple ID:新しいWebまたはモバイルデバイスからのアクセス」
ということらしい。
自分のIDに違うデバイスからアクセスしたという何やら不安な気持ちになりますが
迷惑メールなのでご安心ください。
Appleを装った迷惑メールは様々な種類があり感心しますが今回のメールについて調べてみました。
差出人のアドレス
Apple<36313be5aa8d135a0659592b5cb9193asa@pc.fw.rakuten.ne.jp>
なぜか楽天市場のメールアドレスからAppleを偽装しています。
宛先
このメールに関しては宛先も僕のメールアドレスのみでした。
件名
Your Apple ID: Access from new web or mobile device
和訳
あなたのApple ID:新しいWebまたはモバイルデバイスからのアクセス
調べてみましたがAppleからこのようなメールが来ることはないようですので
完全にスパムメールです。
本文
Hello,
This email was generated because of a login attempt from a web or mobile device located at 89.142.217.167 (Slovenia). The login attempt included your correct Apple ID and password.
The Apple ID Guard is required to complete the login. No one can access your account without also accessing this email.
You are unable to access your account .Please use this account specific recovery link for assistance recovering or self-locking your account.
https://appleid.apple.com/#!&page=signin
Thanks,
The Apple Team
https://support.apple.com/jp
怪しげなリンクは解除してあります。
以下に和訳したものを添付いたします。
こんにちは、このメールは、89.142.217.167(スロベニア)にある
ウェブまたはモバイルデバイスからのログイン試行のために生成されました。
ログイン試行には、正しいApple IDとパスワードが含まれています。
Apple IDガードは、ログインを完了するために必要です。
このメールにもアクセスすることなく、誰もあなたのアカウントに
アクセスすることはできません。
あなたのアカウントにアクセスすることはできません。
あなたのアカウントを回復または自己ロックするために、
このアカウント固有のリカバリリンクを使用してください。
Apple IDYour Apple ID is the account you use for all Apple servicesありがとう、Appleチームhttps://support.apple.com/jp
なんのゆかりもないスロべキアから僕のアカウントにログインしようとして
IDにロックかけたからリンクから入ってIDを復活させてね!という内容のようです。
怪しげな埋め込まれたリンクはhttp://violet-int.com/appleid1.htmlというリンクになってあり
それを見るだけで公式のAppleではないことがわかりますが
クリックしてみると、「Error 403」ということでリンク先のページが
表示されることはありませんでした。
すでに削除されてしまったのかもしれません。
メール内の2つのリンク先は上記ページとなっています。
最後のリンクhttps://support.apple.com/jpだけなぜか公式Appleのページとなっていました。
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もし怪しいURLリンクを開いてしまった場合以下を確認してみましょう。
- Webサイトの安全性を評価するサイトに該当のURL情報を入力して確認をしてみる
トレンドマイクロ Site Safety Center:https://global.sitesafety.trendmicro.com/?cc=jp
- Google やYahoo!といったいつも利用している著名な検索サイトからその企業のホームページにアクセスして注意喚起情報に目を通し、同じような詐欺の手口がないかどうか確認する
- メールに書かれた内容の真偽がわからない場合、送り主の企業のホームページに記載された問い合わせ窓口に連絡し、事実確認を行う
- 友人からのSNSメッセージに違和感を覚えた場合、アカウント乗っ取りの可能性をうたがって、電話や直接などそのSNS以外の手段で友人に確認を取る
引用:トレンドマイクロ
今回のメールはすぐに迷惑メールとわかるようなものでしたが
その手口は日々巧妙になっています。
もし怪しげなメールがとどいてクリックしてしまった場合でも
慌てずに個人情報やクレジットカード情報の入力は慎重に行うようにしましょう。
そしてそもそも怪しげなリンクなどは開かないように気をつけましょう。
気づかない時のためにセキュリティ対策ソフトも最新の状態で使うように
心がけていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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