前々からずっと気になってはいたのですが、ごまかしながらやってきたのですが
保管状態が悪いためいよいよレンズの1本がカビていました。
「きちんとしなければ」とは思っていましたがカビが生えてしまえば後の祭り。カメラ好きとしてはあるまじき行為、レンズさんにはお詫びのしようもありません。
「もうこれ以上被害は増やしたくない」「しかし急遽防湿庫を買うほどの財産も持ち合わせていない」
そんな状況から、なんとか脱却するために考えに考えた挙句思いついたのが、防湿庫の自作。厳密に言えば保管ケースですね。
今後被害を増やさないためにも今回は自作ではありますが、防湿庫もどきを作ることで取り急ぎ保管状態を改善したいと思います。

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カビは怖いね!
日本はカビ大国!?
カビが繁殖する条件は温度、湿度、養分。温度で言えば20°C〜30°C、湿度だと65%以上だと活動が活発になると言われています。
また雨が降ることが多いと、窓を開けて換気をする機会が減りますので室内のカビが排出されにくくなるので梅雨の時期などカビが生えることが多くなります。
特に日本では平均湿度が70%を超える都市が非常に多いです。つまり日本はカビ大国といえます。
レンズの隙間にカビ生えたから死にます pic.twitter.com/agfZbjGX1I
— むかい あんな (@anna_radicalpop) 2014年12月18日
梅雨だけじゃない!?年中カビの恐怖
カメラ機材のカビ被害は梅雨時期だけではありません、冬期の最大のカビの原因は外気と室温との気温差で窓に発生する結露です。
室内にカビ菌が大量に発生した場合、その菌がカメラ機材に付着する可能性があります。また冬の時期は外が寒いため、窓を開けて換気をする機会が少なくなります。
これも冬期のカビの原因の一つです。ジメジメした梅雨時期だけに限らず、一年を通してカビ対策は必要になります。
カビが生えてしまったら?
万が一大切なカメラ機材にカビが生えてしまったら・・・
考えるだけで背筋がゾッとしますが除去するのに1万円以上かかります。
高価な機材であれば3万円以上することも考えられます。また一度カビが生えてしまうと完全に除去することは難しいのでカビが再び生えてしまう可能性が高くなります。
せっかく一生懸命揃えた大事な機材にカビが生えてしまったら防湿庫以上のお金が価格結果になってしまいます。
自作の防湿庫のために用意したもの
- 密封ケース 850円(ホームセンターで購入)
- 除湿シート 革製品 カメラ保存用 100円(ダイソー)
- 防虫剤 100円(ダイソー)
- 温湿計 100円(ダイソー)
以上合計1,150円でした。
本当は取り急ぎということでしたので100均で揃えたかったのですが、ダイソーにあったケースには密封という文字が記載してなかったので少し心配になりました。
密封でなければ、何も意味がないと思い、ほんの少しだけ高いホームセンターで密封仕様のケースを購入しました。
除湿シートは色によって使い分け繰り返し使えるタイプのもので経済的。
ちゃちゃっと自作完成
10分で完成
- カメラ、レンズを入れる前に下に除湿シートを3枚敷き詰める。
- 適当に防カビ剤を入れる。
- カメラ、レンズを入れる。
- 最後に湿度計をいれる。
面倒くさがりの僕でも10分とかからずに完成しました!
しっかり機能するか観察してみます。
2時間後。。。。。
正常に機能していることを確認
2時間後には42%から35%くらいまで落ちており、きちんの機能していることが確認できました。
カメラ保管には30%〜40%が適切とのことだったのでとりあえず完成ということに。
湿度を見ながら除湿剤の量で湿度をコントロールしていこうと思います。
定期的なメンテナンスが必要【3月12日更新】
除湿シートが効かなくなってくる
一定期間を過ぎると、除湿シートの効き目が弱くなってきてボックス内の湿度が下がらなくなってきます。
除湿シートを確認すると除湿シートには赤い点々が。
レンジでチン!
除湿シートの説明書に記載されておりますがこのような状態になった場合除湿剤が湿気を吸っている状態ですので、電子レンジで湿気を乾燥してあげることで繰り返し使用することができます。
電子レンジで数回あたためると、赤かった除湿シートの点々が青い点々に変わります。
電子レンジでの温め過ぎに要注意!
電子レンジで除湿シートを温める際は温め過ぎないことが大切です。
温めすぎると除湿剤が溶けてしまします。僕の場合は30秒くらいで行っています。
まとめ
カメラ機材の保管状態の改善のために今回防湿庫を自作してみました。
こんなことするよりもきちんとしてかっこいいやつが販売されていますのでそっちを用意したほうが安心はするとは思いますが、すぐに予算を確保できない方には手軽で簡単ですのでお勧めいたします。
とっても簡単で、しかもとてもリーズナブルに用意することができます。自作で準備しない理由はありません。
カメラをいくつか持っていて「防湿庫なんて大掛かりなもの必要ないよ」とお思いの方は、機材が使用できなくなる前にすぐに自作で防湿庫を作りましょう。

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