新型コロナウィルスの感染が、都市部で急速に広がっている現状を受け、本日7都道府県を対象に、緊急事態宣言を行いました。
都市封鎖ではないとされますが、とても不安な気持ちになっている方も多いのではないでしょうか?
ここから一層、一人ひとりの自覚を持った行動が、とても大切だと思いますが、実際にこの宣言が、普段の私たちの生活にどのような影響が出るのでしょうか?
そこで今回は、緊急事態宣言で、僕たちの普段の生活の一部である、ウォーキングやランニングはしても良いのか、そしてそれ以外でどんな影響が出るのかを解説していきます。
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緊急事態宣言とは?ロックダウンとの違いは?
それではまず前提として、緊急事態宣言とはなんなのかをご紹介していきます。
端的にご紹介すると、緊急事態宣言とは、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく発令のことで、首相が対象地域と、対象期間を定めて、都道府県知事が、住民に対して外出自粛や各種施設の使用停止などを「要請」「指示」することができるようになる発令です。
すでにこれまでも、東京都などが外出自粛要請は行ってきましたが、これまでとは違い「法的根拠」のもとにお願いすることになりますので、これまでのものよりも、もう少し強いニュアンスに変化します。
また、それに加えて、学校や映画館、劇場などに使用制限やイベントの中止を要請、指示が可能になります。
緊急事態宣言には、法的な強制力というものはありませんが、これまでに比べ、「法的根拠に基づく」という段階に上がることで、国民の意識が高まることで、感染の拡大を防げるのではないかという見方がされています。
現状では、まだこの効果を計ることはできませんが、個人レベルでも感染に対する警戒意識が上がることは間違いありませんね。
これに対して、ロックダウンとは都市封鎖とも呼ばれ、外出や、移動を強制的に禁止することのできる状態となります。
現在ではイギリスをはじめとする各国で、このような状態となっています。
安倍首相からも、これらのロックダウンと緊急事態宣言は違うものだとの、説明もありました。
現状としては、海外のようなロックダウンは日本の法律上、行うことはできないという状況にあります。
現在7都道府県で緊急事態宣言が出されましたが、感染の状況次第では、実施年を拡大していくことも考えられます。
なんとか、これ以上広がらないように、治まって欲しいところですね…
緊急事態宣言でウォーキング・ランニングは大丈夫?
そんな緊急事態宣言が発令された今、僕たちの普段の生活の一部である、ウォーキングやランニングは行っても大丈夫なのでしょうか?
安倍首相の緊急事態宣言の会見での内容の中に
政府は先に策定した基本的対処方針の改正作業にも着手。外出自粛期間中も「健康維持のための散歩と運動は認める」などと記す方向で調整している。
引用:時事ドットコムニュース
といった内容がありました。
さらには大阪府知事の会見でも
生活の維持に必要な外出について、大阪府は、
▼食料品、日用品、医薬品などの生活必需品の買い出し、
▼医療機関への通院、
▼健康の維持に必要な散歩や運動
▼銀行や役所などの利用としています。引用:NHK WEB
といった内容があり、外出の自粛要請を行なっていながらも、生活の維持に必要な外出については認めており、その中には、「健康の維持に必要な散歩や運動」が含まれておりますので、これらの内容から、ウォーキングやランニングは行っても大丈夫であるということが言えます。
考えてみれば、現在コロナウィルスに対しては、有効なワクチンや治療薬はない状態ですので、免疫力を高めておくことがとても大切になります。
そういった意味で、しっかりと運動することがとても大切なのだと思います。
当然ですが、自分の体調をしっかりと見極めながら、過度な運動は控えることや、帰宅後の手洗いうがいでの予防が欠かせません。
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緊急事態宣言でのできることと、いつまで続く?
そんな緊急事態宣言ですが、他にはどんなことができて、いつまで続くのでしょうか?
7都道府県でいくらか違いはありますが大きく説明すると、
- 病院などの医療機関への通院
- 生活の維持のための買い物
- 職場への出勤
- 電車をはじめとする公共交通機関の利用
ということは出来ますので、買い溜めなどは必要ありませんし、慌てて帰省する必要もありません。
逆にこういったことを行ってしまうことで、さらに感染を拡大させてしまう可能性もありますので、注意が必要です。
また感染を減らすために、人と人との接触を極力減らすことが重要と説明されていますので、上記項目にあることも、可能な限り自粛するのが良さそうですね。
そしてその期間についてですが、現状では5月6日までと言われています。
しかしながら、今後の感染状況によっては、期間の延長や、対象地域の拡大も十分に考えられます。
緊急事態宣言という言葉の響きだけでも、非常に怖いものではありますが、これまで以上に一人一人が、自覚を持って、感染拡大を防ぎ、元の生活に1日でも早く戻ることを、ただただ祈るばかりです。
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